商学部と経営学部(MBAに通う前に)
とある大学教授に「商学と経営学の違い分かりますか?」と聞かれ、固まったことがある。
皆さんはこの違い分かるだろうか?
その教授によると、商学は文字通り「商い」(あきない)の学問だ。つまり「会社と会社」「会社と個人」といった「組織と外部」のかかわりに関する学問をいうそうだ。
一方、経営学は会社の内部管理、Management(マネジメント)の学問だ。
マーケティングは企業と外部のかかわりなので商学系統、組織や人事などの分野は経営管理なので経営学系統という整理がつく。
この教授の整理が大学の世界で一般的なのか、オーソライズされたものかどうかは、申し訳ないが確認していない。「なるほど」と腑に落ちただけだ。無責任なようだが、厳密な区分けに関心があるご自身で調べて欲しい。
それよりも大事なことは、この区分けに従った時に、学びたい分野によって、商学系統が強い大学か、経営学系統が強い大学かをよく調べることだ(学部名や研究科名でなく、実態を調べるべき)。
人生100年時代に突入し、社会人の学びなおしとしてMBAはすっかり定着している。大学のブランドイメージよりも、むしろこのような区分けで大学院を選択したほうが後悔は少ないだろう。
ちなみに、伝統と格式の高い「三商大」といわれる「一橋、神戸、大阪市大」のうち、なぜ神戸大だけ経営学部になったのか謎だ。